ラピス塗料は外壁塗装におすすめ?メリットデメリットを徹底解説

塗装業者からラピス塗料という言葉を耳にした方もいるのではないでしょうか。立体感があり表情豊かな外壁に仕上げてくれる塗料です。

しかし、ラピス塗料は他の塗料に比べて費用が高めです。家のグレードがグッとアップする塗料なので、魅力が多いのも事実です。

ここでは、ラピス塗料の基本的な知識を解説し、メリットやデメリットについてもご紹介します。

ラピス塗料とは

ラピス塗料とは、大阪の塗料メーカー「アペティー」が開発した、高品質の自然石調セラミックを使った塗料のことを言います。

高級塗料として位置づけられており、他の塗料よりも高いデザイン性と耐久性が大きな特徴です。セラミック塗料に分類されるので、セラミックの持つ高い防水性や通気性、結露を抑えて建物寿命を延ばしてくれるという特徴も活かされています。

ワンランク上の質感を表現できるので、高級感のある外壁に仕上げることができますが、価格帯が高めに設定されていることも考慮しなければなりません。

ラピス塗料で外壁塗装をするメリット

高品質なラピス塗料ですが、どのようなメリットが挙げられるのでしょうか。塗装業者からラピス塗料を勧められるケースも増えています。外壁に使用する塗料の一つとして考えられるよう、メリットについて探ってみましょう。

高級感のある外壁にできる  

ラピス塗料は石材を成分に含んでいる点が特徴なので、まるで大理石のような仕上がりにすることができます。エレガントな見た目で高級感を演出してくれます。

石材と無機質骨材を使用している塗料のため、立体感のある見た目に仕上げることができます。表面がデコボコした仕上がりになるので、発色の良さも魅力です。

外壁全てに使用しなくても、柱に使用するなどのアクセントとしての使い方がおすすめです。

アペティーが開発したラピス塗料には、20色ものバリエーションがあるので、メインで使用する外壁と相性の良いカラーが見つかるでしょう。

耐久性や耐候性に優れている  

ラピス塗料の特徴の一つとして、高い耐久性が挙げられます。経年劣化によるひび割れや変色などが起きづらいため、他の塗料よりも長持ちしやすいと考えられています。

高い耐久性の秘密は、高音で焼成した無機質骨材と高品質エマルジョンが主成分であることが考えられます。耐久性が高ければ、外壁塗装を行う頻度も少なくてすむので、経済的にも嬉しいメリットと言えるでしょう。

豊富な付加機能がある  

ラピス塗料は、防火性、防カビ性、撥水効果などにも高い評価を得ています。防火性を維持しているのはセラミック素材でできている塗料のため燃えづらく作られています。

ホコリなどが付着しやすい外壁ですが、撥水効果の高いラピス塗料を使用すれば、外壁に付着した汚れも雨などで洗い流してくれます。ちょっとした汚れなら、水で洗い流すことができるので、日々のお手入れもラクな点はメリットと言えるでしょう。

体に優しく安全

ラピス塗料はシックハウス症候群の原因物質を含んでいないのも特徴です。水系塗料で有機溶剤を使用しないため、臭いや引火の危険性が少ないと言われています。

そのため、外壁の塗装だけでなく、インテリアや内装の塗料としても使用することが可能です。体に優しく安全な塗料なので、小さな子どもがいる家庭でも安心して使用することができるでしょう。

ラピス塗料で外壁塗装をするデメリット

外壁に使用する塗料を決めるためには、さまざまな塗料のメリットデメリットを理解して決めなければなりません。ラピス塗料のデメリットにはどのようなことが挙げられるのかみてみましょう。

外壁塗装の費用が高額になる  

性能やデザイン性が高いことから、価格も高めに設定されているのがラピス塗料です。他の塗料の価格と比較してみましょう。

塗料の種類単価
ラピス塗料7,300~12,000円/㎡
アクリル塗料1,000~1,200円/㎡
ウレタン系塗料1,800~2,000円/㎡
シリコン系塗料2,500~3,500円/㎡
フッ素系塗料3,500~4,500円/㎡
遮熱・無機などの特殊塗料5,000~5,500円/㎡

ラピス塗料はセラミックが加えられていることから、価格がどうしても高額になってしまいます。しかし、このセラミックを含んでいることで高い性能を維持しているため、仕方のないことかもしれません。

40坪の住宅の外壁塗装では一般的には75万円程度が相場と言われていますが、ラピス塗料を使用すると95万円程度にまで上がることからも、価格設定が高いことがよく分かるでしょう。

定期的に外壁の洗浄が必要  

ラピス塗料を使った塗装では、デコボコした表面になり立体感を演出することができます。これが高級感を醸し出すことにもつながりますが、デコボコした表面には汚れが溜まりやすくなってしまう点を覚えておかなければなりません。

そのため、定期的な洗浄といったメンテナンスを必要とします。メンテナンスを怠ると、耐久性の高いラピス塗料でも劣化を早めてしまうことになるので、美観を維持することが難しくなってしまいます。

撥水効果も高いラピス塗料なので、専門的な道具やゴシゴシこするような手間は必要なく、水をかけて洗い流すだけでも美しさをキープできます。

ただし、長期にわたって汚れを放置しておくと、水だけでは洗い流せない汚れも出てきてしまうため、定期的な洗浄がおすすめです。

取り扱い実勢のある業者の少なさ  

ラピス塗料は発売されてからが短く、比較的新しい種類の塗料になります。また、大手メーカー以外が開発した塗料ということもあり、取り扱い実績がある業者はまだまだ少ないのが現状です。

ラピス塗料のように自然石を使った塗料は、均一の厚みに塗っていくことが難しい塗料でもあります。均一の厚みで塗っていくには一定以上の高い技術が必要になると言えるでしょう。

ラピス塗料を使った塗装にする場合は、塗料の厚みがバラバラになるなどの失敗へのリスクを考慮しておかなければなりません。

ラピス塗料の外壁塗装で最適な業者を探すコツ

ラピス塗料のことを訪問営業の担当者から耳にした方もいるのではないでしょうか。悪徳業者の場合は、ラピス塗料なら30年長持ちするから次の塗装は30年後でいいと言う業者もいます。

しかし、30年も長持ちする塗料は存在しないことを理解しておきましょう。外壁のメンテナンスは約10年のスパンで行うのが理想的です。

外壁塗装はどの業者を選ぶかがとても重要です。悪徳業者に決めてしまわないよう、業者選びのポイントを押さえて、信頼できる業者に依頼することが大切です。

一括見積もりサービスで業者の厳選  

外壁塗装を請け負う業者はとても多くあります。その中から信頼できる1社を探し出すのはとても難しいことでしょう。

そんなときは、一括見積もりサービスを活用するのがおすすめです。一括見積もりサービスなら、運営の独自基準などで業者が厳選されているので安心です。

また、見積もり結果で相場を把握できる上に、妥当な費用の見積もりを提示してきた業者に絞り込むことも可能です。

見積もり書に細かく内訳が書かれている  

外壁塗装では3度塗りが一般的です。下塗り、中塗り、上塗りの3工程を必ず行います。各工程の単価や塗装面積などがきちんと明記されている見積もり書なら安心して任せることができるでしょう。

工程ごとの内訳が提示されていないと、見積もり内容が妥当な内容かどうかを判断できなくなります。不要な費用を入れられている可能性も高くなるので、透明性の高い見積もり書を提示してきた業者を選ぶこともポイントです。

信頼性は業者の担当と話してみて判断  

細かな内訳を提示してくれた見積もり書で、分からない部分はどんどん業者の担当者に質問しましょう。その担当者の反応も、業者選びのポイントになってきます。

担当者が話しやすく、こちらの要望をきちんと汲み取ってくれているのか、より良い方法を提案してくれるのかといった点もチェックするのがおすすめです。

質問への回答が遅かったり、雑な対応をしてくるような担当者の業者は選ばないほうが良いでしょう。

アフターフォローが充実しているか  

外壁塗装のような塗装工事には、塗料メーカーによるメーカー保証と、塗装業者の施工品質に関する工事保証の2種類があります。

まずは工事完了後の保証があるのか、という点をチェックすると良いでしょう。そして、施行不良があった場合はどこまで保証してくれるのかなど、保証内容をきちんと確認しておくことが大切です。

リフォーム瑕疵(かし)保険に対応している業者であれば、第三者から保証付きの検査をしてもらうことができるので、工事中や工事完了後に不具合があったときでも安心です。

高額なラピス塗料の外壁塗装費用の節約方法

ラピス塗料で外壁塗装を施すと、ワンランク上の家に変身させることができるのでとても魅力的な塗料です。しかし、費用が高額で迷ってしまう方は、少しでも節約してラピス塗装ができるようにするのもおすすめです。

屋根のリフォームを外壁塗装と一緒にする  

外壁塗装では高所での作業もあるため、必ず足場を組んで行い、その費用も塗装費用に含まれます。足場は30坪程度の家でも10万円以上は必要になります。

外壁だけでなく屋根の塗装も行いたい場合は、屋根と外壁を2回に分けず同時に施工してもらう方法がおすすめです。足場代が1回分で済むので10万円近い費用を抑えることができます

屋根と外壁の塗料を同じグレードで揃えれば、劣化のスピードも同じくらいになり、次の外壁塗装の際にはまた屋根も一緒に行うことが可能になります。

屋根と外壁の塗り替えサイクルを揃えておけば、今後の塗り替えの度に足場代を節約させることができるでしょう。

経年劣化以外の外壁塗装なら保険の適用を検討

住宅を建てる際には、火災保険などに加入している方が多いでしょう。一般的な外壁塗装は定期的なメンテナンスという認識になるため、火災保険は適用されませんが、経年劣化以外の理由で行う外壁塗装なら保険が適用になるケースもあります。

住宅火災保険の場合、火災や自然災害が理由で行う外壁塗装は適用になることが多いです。火災や落雷、破裂・爆発、風災・ひょう・雪災などが代表的な理由です。

一方、住宅総合保険の場合はもう少し広い範囲が適用範囲になります。住宅火災保険のような火災や自然災害に加えて、水漏れ、騒じょう、盗難、住宅外部からの落下・飛来・衝突などが挙げられます。

注意しなければならないのが水害です。洪水や高潮などが理由で外壁塗装を行う場合は、保険が利用できないケースも多いのできちんと確認しておくと安心です。

地震による揺れで外壁にひびが入ったなどの理由で外壁塗装を行う場合、住宅火災保険や住宅総合保険では適用外になることがあります。地震の際のリスクを考えるなら地震保険に加入しておかなければなりません。

台風などが原因で外壁塗装をやらなければならなくなった場合は、一度加入している住宅の火災保険を確認してみると良いでしょう。

業者と契約前に補助金の申請  

外壁や屋根の塗装では、「省エネ住宅改修補助金」「住宅リフォーム資金助成」の補助金が適用になることがあります。

これらの補助金は、国が行っているものではなく各自治体が行っているものになるため、住居がある自治体に確認してみると良いでしょう。

省エネ住宅改修補助金では、断熱性塗料で塗装を行った場合が適用になるケースが多いです。使用する塗料に条件が定められている以外にも、工事費用の最低価格や建築年数の最低年数などの条件が決められていることがあります。

住宅リフォーム資金助成では、塗料の指定は少なく、市内の業者に依頼することや工事費用の最低価格などの条件が定められています。

市内の塗装業者に依頼するのであれば業者に問い合わせて確認しても良いでしょう。ただし、自治体によっては補助金などの制度がないところもあるので注意が必要です。

リフォームローンでまとまった出費を回避  

外壁塗装の工事では80~100万円程度が必要になってきます。高額な費用を必要とするため、一括で支払うと生活が困窮してしまうという場合には、リフォームローンを活用するのもおすすめです。

リフォームローンは10年などの長い期間をかけて支払いをしていくものが多いため、生活費を圧迫せず外壁塗装の工事を行うことができます。

リフォームローンは、住宅ローンを契約している金融機関で申し込んだり、住宅ローンとは別の金融機関で申し込んだりする方法があります。

金融機関やクレジットローン会社によって、金利やローン契約のための条件などが異なるため、色々なところで相談し、契約先を決めるのがおすすめです。

デメリットにも納得してラピス塗料で外壁塗装

凹凸があり立体感のある外壁に仕上げることができるラピス塗料は、ワンランク上の上質な家にしたいと考える方にはおすすめの外壁塗料です。

しかし、費用が高額になってしまう可能性があるため、さまざまな節約方法を試すと良いでしょう。自治体の助成金制度を活用したり、高額な支払いで生活を困窮させないためにローンを組んだりと、色々な節約方法を検討してみることが大切です。

しかし最も重要なのは、どの塗装業者に依頼するかです。ラピス塗料は高い技術を必要とする塗料のため、失敗のリスクも考慮しなければなりません。

信頼できる塗装業者を見つけ、安心して任せられるよう、業者選びは慎重に行いましょう。