シリコン塗料を使って外壁塗装!特徴やメリット・デメリットを解説

外壁塗装の費用は塗装面積と使用する塗料のグレードによって変動します。最近の住宅でよく使用されているのはシリコン塗料です。シリコン塗料を使用することには多くのメリットがあります。

外壁に使われる塗料にはアクリル、ウレタン、フッ素などの塗料もあります。以前はアクリルがよく使用されていましたが最近ではシリコン塗料を使う業者が増えてきました。

そこでこの記事では、シリコン塗料の特徴について解説し、メリットやデメリットについても紹介します。外壁塗装を検討している人は参考にしてみてください。

そもそもシリコン塗料とは

シリコンは、身近なものにも使用されています。たとえば、シャンプーやファンデーションです。最近ではノンシリコンという言葉もよく耳にしますが、いずれにしても身近にある素材ではあります。

外壁塗装で使用されるシリコン塗料は、樹脂の主成分にシリコンが使用されています。シリコンは、ケイ素を含む化学反応によって作られた人工加工物で、シロキサン結合を持つ無機化合物を指します。建築材料としては塗料だけでなく、シーリング材や建設用の保護剤としても使用されています。

シリコン塗料で外壁塗装をするメリット

シリコン塗料で外壁塗装をするにはいくつかのメリットがあります。ここでは、具体的なメリットについて3つ紹介します。

外壁塗装に使われる塗料の中でコスパがよい

シリコン塗料は、外壁塗装で使用される塗料の中でもコストパフォーマンスがよいことで知られています。ほかの塗料と比較してどの程度コストパフォーマンスがよいのかをまとめて紹介します。

塗料の種類耐用年数特徴
アクリル塗料5〜8年耐用年数が短く、外壁塗装に使用されることは少ない
ウレタン塗料8〜10年耐久性は中程度、防水性が高くクラックなどの補修にも役立つ
シリコン塗料10〜15年耐久性が高く、比較的安価で使用できる
フッ素塗料15〜20年グレードがもっとも高い塗料で、紫外線に強く外的刺激に強い

汚れがつきにくく掃除も簡単

シリコンは湿気に強いという特徴があります。湿気に強いということは、はがれにくいというメリットもあります。さらに、カビや藻がつきにくいという点もメリットです。多くのシリコン塗料にはセラミック成分も配合されているため、汚れがつきにくいだけでなく、断熱性や遮熱性の高さも特徴です。汚れがつきにくいだけでなく、汚れを落としやすく掃除がしやすい点もメリットのひとつといえるでしょう。

耐熱・耐水・耐候に優れている

シリコン塗料は、耐熱性、耐水性、耐候性に優れています。耐熱性については、600℃前後まで耐えられるため暑い夏でも外的刺激に強いという特徴があります。耐水性については、塗膜が固いためはっ水性に優れており、水をとおしにくく、湿気や雨による建材の劣化を抑える効果が期待できます。耐候性については、分子構造がとても緻密に結合しているため外壁の劣化を最小限にとどめることができるという特徴があります。

シリコン塗料で外壁塗装をするデメリット

外壁塗装にシリコン塗料を使用する際にはメリットだけでなくデメリットもあります。メリットだけに注目してデメリットを忘れてしまうと、トラブルになることもあるためよく理解して契約するようにしましょう。

劣化が進むとひび割れが起きやすい

シリコン塗料のデメリットとしてあげられるのは、劣化が進むと塗膜が固くなりひび割れしやすくなるという点です。地震などでひび割れにつながることも多いため、住宅環境によっては弾性系のシリコンを使うことをおすすめします。

DIYでシリコン塗料を扱うのは難しい

外壁塗料をDIYで行いたいと思っている人もいるでしょう。結論をいうとDIYでシリコン塗料を塗装することは難しいということになります。なぜなら、シリコン塗料は重ね塗りをすると塗料をはじいてしまう性質があるからです。塗装は重ね塗りが基本です。その基本的な作業がうまくいかなければ見た目にもきれいな状態で仕上げることが難しくなるでしょう。

また、顔料が沈殿しにくいという特徴もあります。そのため塗り始めたらとにかく頻繁に混ぜておかないと付着性が下がります。このように扱いが難しいというデメリットもあります。シリコン塗料での外壁塗装を行う場合は、業者に依頼することをおすすめします。

シリコン塗料は厳選しないと耐久性に差が生まれる

シリコン塗料と一言でいっても数多くのメーカーが発売しています。メーカーによってシリコンの含有率が異なる点には注意が必要です。シリコンの含有率が高いほど耐久性も高くなるため、耐久性を重視するなら、シリコンの含有量が高い塗料を使用しているかどうか確認してみるとよいでしょう。

シリコン塗料の種類と特徴

シリコン塗料には水性と油性のものがあります。それぞれで特徴が異なるため使用環境によってはどちらを選択するか業者と相談してみるとよいでしょう。そこでここでは、シリコン塗料の種類と特徴について解説します。

環境に優しい水性のシリコン塗料

水性のシリコン塗料は、強い臭いがせず環境に配慮した製品となっています。原液に水を混ぜて使用するのが水性タイプです。揮発性有機化合物の排出が少なく強い臭いがしないだけでなく、引火する危険性も低いため安心して利用できる点が特徴です。

塗装の汎用性が高い油性のシリコン塗料

油性のシリコン塗料は、汎用性が高い点が特徴です。原液に有機溶剤を混ぜて使用するのが油性タイプです。密着性が高いことから金属なども含めて素材を選ばずに塗装ができる点はメリットといえるでしょう。さらに、乾燥が早いという特徴もあり、使用する環境に左右されないため施工しやすい塗料でもあります。

シリコン塗料の1液型と2液型の違い

塗料の原液には、そのまま使用可能な1液型と使用前に硬化剤を混ぜて使う2液型の2種類があります。1液型と2液型では特徴も異なり、メリットデメリットも異なります。以下にそれぞれの違いをまとめておきます。

1液型の特徴2液型の特徴
そのまま使える直前に硬化剤を混ぜる
翌日でも使える硬化剤を混ぜたらすぐに使い切らなくてはならない
費用が安い耐久性と耐候性に優れている
下地が制限される下地が金属でも使用可能
2液型に比べると耐久性が下がる寿命が長い

シリコン塗料による外壁塗装を業者に依頼するコツ

シリコン塗料を使って外壁塗装を行う場合、どのように業者を見つければよいのかわからず困っている人もいるでしょう。そこでここでは、外壁塗装の業者を見つけて依頼するためのコツを紹介します。

一括見積もりを使って業者を絞り込む

外装塗装の業者にはまず見積もりを取りましょう。1社だけでは適切な相場が把握できないため複数社に相見積もりを依頼します。その際、1社1社に自分で連絡を取っていると膨大な時間がかかることもあります。簡単に見積もり依頼を出すなら一括見積もりサイトの利用をおすすめします。

複数社に見積もりを取るのは手間のかかる作業です。自分の希望する塗装ができる施工業者を探したい場合には、外装塗装業者紹介サービス「Excite外壁塗装」がおすすめです。自社独自の審査基準を満たした優良塗装店のみが登録されており、一括で複数の見積もりを取ることが可能です。

見積書は使われるシリコン塗料までチェック

見積もりを取ったら、内訳の確認を怠らないようにしましょう。つい合計金額にばかり目がいってしまいがちですが、いくら合計金額が安くても内訳が明確でない業者には注意が必要です。シリコン塗料を使用する場合は、どのメーカーのどの商品を使用しているかまで記載されていないと、見積額が妥当か判断できないため、しっかりとチェックしましょう。

信頼できそうな担当がいる業者に依頼

シリコン塗料の塗装で万が一トラブルが起きた場合、自力で解決することはなかなか難しいケースも多くあります。そのような場合、塗装業者の担当者が信頼できる相手であれば、しっかりと対応してもらえるので安心です。契約を結ぶ前に、担当者が信頼できるかどうか、親身になって対応してくれるかどうかもチェックしておくとよいでしょう。

シリコン塗料による外壁塗装を3つの方法で節約

シリコン塗料で外壁塗装を行う場合、それなりの費用がかかります。少しでも節約したいと考えている人もいるでしょう。ここでは、シリコン塗料で外壁塗装を行う際に費用を節約できる可能性がある3つの方法について解説します。

家にかけている保険を使う

シリコン塗料による外壁塗装では、住宅にかけている火災保険を使用することができる場合もあります。経年劣化による塗り替えは対象外になります。ただし、台風や大雪などの自然災害による塗装のはがれについては条件次第では火災保険で補修することもできるでしょう。業者に依頼する前に保険の対象になるか確認してみることをおすすめします。

補助金・助成金を国や自治体に申請

シリコン塗料による外壁塗装を行う場合、国や自治体が設けている補助金や助成金を利用できる可能性もあります。地域によっては最大30万円の支給が受けられるケースもあります。補助金や助成金の具体的な例について紹介します。

東京都

東京都では家庭における熱の有効利用促進事業として補助金制度を設けています。対象工事は省エネルギー対策工事を行なった都内の戸建て住宅および集合住宅です。外壁の断熱工事を行なった場合には一定の条件に応じて補助金を受け取ることができます。

京都府

京都府では、住宅改良資金融資制度(21世紀リフォーム資金)として、外壁の断熱化に要する工事費用に対して融資を行なっています。自らが居住する府内に所在する住宅または親等が居住する府内に所在する住宅の改修工事に対して、最大で350万円の融資を受けることができます。

これらの制度を利用する場合には業社に依頼する前に申請しておく必要があります。

屋根のリフォームも一緒に依頼

外壁塗装を行う場合、状況によっては足場を組む必要があります。その場合は、屋根の塗装や改修も同時に行なってしまうと節約になることがあります。なぜかというと、足場を組んで解体するには30坪程度の住宅で10万円ほどの費用がかかります。外壁と屋根を別々のスケジュールで行うと単純に計算して10万円の費用が2回分で20万円の費用がかかることになります。これを1度で済ませれば節約になるというわけです。

シリコン塗料の種類を理解して外壁塗装をしよう

シリコン塗料で外壁塗装を行う場合には、メーカーや商品名にまでこだわると具体的な費用が明確になりやすく、後々のメンテナンスにかかる費用まで概算することができます。一言でシリコン塗料といってもメーカーや商品によって機能性が異なります。

そのため、シリコン塗料で外壁塗装を依頼する場合には、見積書の内訳に具体的なメーカー名や商品名が記載されているかどうかをしっかりと確認する必要があります。