プライマー塗装は外壁塗装の基本工程!使われる塗料の特徴を徹底解説

プライマー塗装は、外壁塗装で行う下塗り方法の一つです。外壁に塗る塗料をしっかりと建物に密着させるためにも、下塗り工程はとても重要です。

どんな材質の建物に塗るのかによって下塗り塗装で使用する塗料は変わりますが、一般的に使用されるのがプライマー塗装です。

ここでは、プライマー塗装の基本的な知識を解説するとともに、プライマー塗装の重要性や、外壁塗装を業者に依頼する際の注意点や業者選ぶのポイントなどについて紹介します。

大切な家を守ってくれる外壁塗装は、高額な費用が発生します。失敗しないためにも、きちんと外壁塗装やプライマー塗装について理解し、専門業者としっかりと話ができるようにしておくと安心です。

プライマー塗装の意味とは

新築などの物件でも10年以上経つと外壁塗装をする人が多いです。外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの工程があり、プライマー塗装は下塗りの工程の方法の一つです。

プライマーは英語の「primary」からきている言葉で、「最初の」という意味を持ちます。そのことからも、一番最初に行う工程だということが分かるでしょう。

下地のような役割を果たしているのが、プライマー塗装の特徴だと理解しておきましょう。

外壁塗装でプライマー塗装はなぜ必要か

外壁塗装の工事ではよく耳にするプライマー塗装ですが、外壁塗装をする際になぜプライマー塗装は必要なのでしょうか。重要性について探ってみましょう。

プライマー塗装で塗料の密着性を高める

プライマー塗装は、外壁塗装の下地です。この工程を怠ると、はがれやすくなるなど耐久性に不安が出てしまいます。

プライマー塗装は、外壁と上塗り用塗料との密着性を高めてくれるので、はがれにくく耐久性の高い外壁に仕上げることができます。

悪徳業者に依頼をすると、外壁塗装で重要な工程でもあるプライマー塗装を省いたり、3回塗布するのが一般的ですが回数を減らしたりということもあるので、見積書ではしっかりと確認しておくと安心です。

外壁塗装の仕上がりがきれいになる

外壁の表面は傷やへこみなどでデコボコしています。そこに上塗り塗装を行っても塗料が密着しないのは容易に想像できるでしょう。

プライマー塗装は、そんなデコボコの外壁の表面を滑らかにしてくれる役割も担っています。デコボコのすき間をプライマー塗装をすることでしっかりと埋めてくれるので、表面が平らになり上塗り用塗料が密着しやすくなるのです。

プライマー塗装の効果をより発揮するためには、塗装前に高圧洗浄作業や工具や機械を使った下地調整作業を行うことも大切です。

せっかく行う外壁塗装を長くキレイに保つために、必要な工程は順番にきちんと行っておくことがポイントです。

プライマー塗装に使われる塗料の種類と特徴

プライマー塗装と一言で言っても、その塗料のタイプはさまざまです。どのようなタイプがあるのか理解しておくことで、外壁塗装を依頼する業者ともきちんと細かな話し合いができるようになるでしょう。

使い勝手が違う水性タイプと油性タイプ

プライマー塗装には、水性タイプと油性タイプがあります。水性タイプは浸透性は低いですが、臭いが少なく後始末がラクであることが特徴です。油性タイプは浸透性は高いが臭いがきつく既存塗料の種類によっては使用できないことが特徴として挙げられます。

水性タイプは取り扱いがしやすいので自分で行うDIYでも使いやすいです。

水性タイプと油性タイプは外壁の劣化具合によって使い分けられています。水性タイプは浸透性が低いため劣化の少ない外壁に、油性タイプは浸透性が高くしっかりと密着してくれるので劣化が激しい外壁に最適です。

付加機能付きのプライマー塗料  

プライマー塗装は用途や目的、塗布する場所によって色々な種類の中から使用するものを選びます。例えば金属などに塗装する際に使用されるのが防錆プライマーです。

プライマーに防錆の顔料が含まれているので、上塗り塗料との密着を保ちながら防錆をすることが可能です。本来、錆が発生している部分に塗装をする際は、最初に錆を削ってから塗布することになりますが、防錆プライマーならそのまま塗布することができます。

他にも、コンクリートなどの外壁に使用されるのが浸透性の高い浸透性プライマーです。雨や凍結などによって劣化しているコンクリート製の外壁に浸透させ、耐久性をアップさせる効果が見込めます。

このように、どこに塗布するのかによってプライマー塗装の種類は変わると理解しておきましょう。

下塗りに使われるプライマー以外の塗料との違い  

外壁塗装の最初の工程である下塗りにはプライマー塗装以外の方法を用いられることもあります。見積書にプライマー塗装と表記されていなくても他の塗料を使用しているケースがあるということになります。

下塗り塗料の種類特徴
シーラープライマーと同等の扱い
下地と塗料の密着性を高めてくれる
フィラーデコボコな表面を平らに調整
ひび割れが起こりやすいモルタル外壁で使用される
バインダープラスチックや金属の下地として使用
外壁・下地・上塗り塗料を結びつける役目
サーフェイサー塗装面の小さな傷やデコボコを平らに調整
上塗り塗料の発色を良くする効果
プライマーよりも上塗り塗装後の仕上がりに重点
プラサフプライマーとサーフェイサーの両方の役割を合わせ持つ
下地をしっかりと整えながら上塗り塗料をムラなく発色良く仕上げる

このように、塗布する場所や目的などによって細かく使い分けがされています。

プライマー塗装はDIYでもできるのか

プライマー塗装は通販などでも販売されており、誰でも入手することが可能です。そのため、DIYをする方にとっては必要不可欠の塗料とも言えるでしょう。DIYでプライマー塗装をする際のポイントについて解説します。

内装の簡単な塗装ならできる  

DIYで塗装をする際は、内装だけにとどめておくのがおすすめです。外壁塗装でも使用されるプライマー塗装ですが、外壁工事の場合は、高所作業の危険性や外壁の状態によって下処理の難しさがあるので、DIYでは不十分な塗装になりかねません。

DIYでプライマー塗装をするのは、壁や天井といった内装や、インテリアの塗装が最適でしょう。ケガなどのリスクが少なく、失敗してもさらに高額な塗装費用を支払わなくてすむ内装塗装から挑戦してみるのがおすすめです。

プライマー塗装をするなら周囲の養生  

プライマー塗装は一度付着すると簡単には取れません。そのため、塗布前には必ず養生してから行うのが鉄則です。養生することで、塗料の飛沫などを防ぐことができます。

特に窓や植木、車などを保護するようにしましょう。内装で使用する際には、ドアやドア枠など塗料を付着させたくない部分にはしっかりと養生しておくと安心です。

また、プライマー塗装で使用するハケやローラも使い捨てるぐらいのつもりで使用するのがおすすめです。どの道具もホームセンターなどで手軽に購入できるので、いくつか買いそろえておくと良いでしょう。

プライマー塗装をしたらしっかりと乾燥  

塗料は、塗料ごとに決められた時間だけ乾燥させないと、塗料の効果を十分に発揮することができません。乾燥時間が不十分だと、塗料が膨れあがったり剥がれやすくなったりと不具合が生じてしまいます。

乾燥時間は待ち時間と捉えてしまうことも少なくありませんが、塗料ごとに決められている乾燥時間はしっかりと乾燥させ、塗料の効果を最大限に活かせるようにしましょう。

DIYで使いやすいおすすめプライマー3選

DIYでプライマー塗料を使用するなら、ムラなく塗れるスプレータイプがおすすめです。少量で使いやすい点も人気を集めている理由と言えるでしょう。Amazonで高評価を集めているプライマーをご紹介します。

アサヒペン プラスチック用プライマー  

さまざまなプラスチックの下塗り塗料として使用できます。上塗り塗料には、ラッカー、油性塗料、水性塗料を使用することができます。

乾燥時間は夏なら30~60分程度です。スプレータイプなので、初心者でも使いやすいのが特徴ですが、クリアカラーなので、プライマーの付き具合を判別するのが難しく感じることがあるかもしれません。

Saito サイクロンスプレー PRO FACE  

鉄はもちろん、アルミやステンレスなどの非鉄金属などを含むあらゆる金属に使えるプライマーです。車やバイク、パソコンなどに利用されていた工業用塗料をスプレータイプにした商品です。

バイクや車のボディやアルミ製のホイール、倉庫のフェンスの塗り替えやステンレス製家具のペイントなどに大活躍してくれます。

耐水、防錆、耐(酸・アルカリ)性などの性能があります。錆などが付きやすい金属にはおすすめのプライマーです。

アサヒペン 木部用プライマー  

木工品や工作品、ドアやガーデンファニチャーなど屋内外の木部の下塗り用として使用できます。塗装がされていない木部へ塗料が染みこむのを防ぎます。

上塗り塗料にはラッカー、油性塗料、水性塗料が使用でき、プライマーにはガス抜きキャップが付いているので、残った塗料を捨てやすい点も使いやすい理由の一つと言えるでしょう。

外壁のプライマー塗装を業者に依頼するポイント

外壁塗装は、高所での作業になることもあり、DIYで自分で行うよりも、専門の業者に依頼して行うのがおすすめです。業者に依頼する際の注意点についてまとめました。

一括見積もりで優良な業者を探す  

外壁塗装を依頼したくて業者から見積もりを提出してもらっても、見積書に書かれている内訳が専門用語ばかりで理解できず、実際にどんな作業をされるのか分からないということになってはいけません。

ある程度、外壁塗装の作業内容を把握し、金額に納得するためにも、内訳に関して詳細な説明をしてくれる業者を見つけると良いでしょう。

複数の業者に一括見積もりで見積書の提出を依頼し、金額や作業内容などの比較検討をしてから依頼する業者を決めるのがおすすめです。

また優良な塗装業者には、塗装技能士1級という国家資格を持った職人がいることが多いです。職人の半数以上が有資格者であれば、優良な業者として安心できるでしょう。

見積書に詳細な内訳がある

外壁塗装では、複数の工程を経て塗装業務が完了します。それぞれの工程対する単価や作業範囲などが明記されている見積書を提出した業者に依頼するのがおすすめです。

外壁塗装の一般的な相場は80~120万円と言われています。それ以上に高い場合はぼったくられている可能性も考えられ、相場以下の安い金額でも業務の質に不安が残るでしょう。

細かな内訳をしっかりと明記し、どの作業内容にいくらかかっているのかがきちんと示されている見積書の業者を選ぶと安心です。

担当者の対応が信頼できるか

塗装業務を行ってくれる人と、窓口の担当者は別の人物になることが多いです。こちらの意見をしっかりと汲み取った提案をしてくれる担当者であれば、現場の職人たちへの伝達も安心して任すことができます。

また、外壁塗装に関しては分からないことが多いのが現状です。そんな素人が相手だったとしても、些細な質問に真摯に丁寧に答えてくれる担当者であれば信頼することができるでしょう。

細かい質問をしたら嫌そうな顔をされたり、少額の依頼になると仕事が雑になったりするような担当者であれば、その業者を選ぶことに不安を覚えてしまうかもしれません。

こちらの要望を汲み取り、より良い条件での提案を提示してくれる業者を選ぶようにするのがおすすめです。

丁寧なプライマー塗装で外壁を長持ちさせる

日頃から雨や風にさらされている家の外壁は、ある程度に築年数を経過したら外壁塗装をするのがおすすめです。その際に必要な工程のひとつが、下塗りで行うプライマー塗装です。

高額な費用をかけて外壁塗装をしても、プライマー塗装の工程をやらなかったり、塗装の質を落としたりすることは、その後の外壁を守るには不十分になってしまいます。

外壁工事は家の屋根部分にも行うため、専門の業者に依頼して行うのが一般的です。適正な価格で質の良い塗装業務を行ってもらうためにも、複数業者に一括見積もりをして、価格やサービスに納得できる業者に依頼するのが安心でしょう。